2022台灣燈會在高雄 | 2022 TAIWAN LANTERN FESTIVAL IN KAOHSIUNG | 2022台湾ランタンフェスティバルin高雄

愛河湾

会場

50+ 展示作品 125+ 人気イベント

愛河は、その名のとおり、高雄で最もロマンチックな川です。高雄市の中心を貫くように流れるこの河は、百年にわたって流域の土地を潤しながら愛河湾へ注ぎ込み、高雄の人々のおおらかな気質を育んできました。そして、愛河湾から世界に向けて、高雄の人々の勇気と情熱を発信し続けています。高雄市を港湾都市たらしめている高雄港は、愛河の河口に位置します。晴れ渡る青空のもと広がる山と河、そして港の光景が、高雄港特有の広々とした景観を作り出しています。愛河の水が河口へと流れ、海水と混じり合うように、愛河湾は高雄市の歴史の記憶、文化と思想、産業の発展、都市のイメージが融合する、高雄を代表するスポットです。

高雄港沿岸の立入禁止区域の壁が取り払われ、高雄市民の視野と思いはどこまでも広がる

高雄市は港と市街地の一体化を進め、協力関係を強化しています。高雄港が土地利用の転換を図る中、良好な地理条件と豊かな文化の蓄積を有する愛河の河口域で、「亜洲新湾区 5G AIoTイノベーション園区」プロジェクトが正式に始動しました。未来のテクノロジースマートシティを目指す亜洲新湾区の周辺では、国際的な建物が次々と建造され、新たな政策が続々と実施されています。

過去から現在、そして未来まで 愛河湾はいつでも高雄を代表するエリア

愛河は百年にわたり、高雄の歴史を見守ってきました。私たちは愛河湾の埠頭で金門・媽祖での離島訓練に旅立つ兵士を見送り、端午節のドラゴンボートを漕ぐ選手たちを激励してきました。近年では、港に放置されていた古い倉庫をリノベーションで蘇らせ、高雄流行音楽センターの開幕を迎えたほか、高雄市の百歳の誕生日を盛大に祝い、国慶節では美しい花火が愛河の夜空を彩りました。

2022年、新たな年を迎える今、世界の潮流とともに、芸術の光がこの場所に灯ります。ランタンフェスティバルに参加するアート作品の数々が、夜の高雄港を明るく照らし、ときに幻想的、ときに不思議な世界を創造します。愛河湾の水面に映るキラキラとした輝きが、波とともに揺れ動き、高雄の人々の記憶の1ページに忘れがたい思い出を残すことでしょう。

  • 企画展《迎光 Enlight》1

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    キュレーター:沈伯丞
    アーティスト:呉燦政、沈昭良、邱昭財、陳乂、陳萬仁、彭一航、鍾順龍

    世界各地の創世神話がすべて「光」の誕生から始まるように、「光」は人類文化の発展に深甚な影響を与えてきました。美を追求することは、人類が芸術の創造を通じて「スピリチュアルな光」を求める行為にほかなりません。人類と光との演繹的な関係をテーマとする企画展「迎光Enlight」では、複数のアーティストたちが「光」の審美的体験の本質と演繹性について思索し、「光」と美の創造との関係を表現しています。あなたもぜひ、「光」のもつ精神性と芸術的創造との関係を探求してみてください。展示作品のうち、沈昭良氏の《Stage》シリーズ、鍾順龍氏の《星雨》シリーズ、彭一航氏の《黯光》シリーズでは、異なる世代における写真作品の様相を見て取ることができます。写真が光の影像について考察した芸術であるならば、邱昭財氏の《光・景》や陳乂氏の《曳》などの機械装置作品は、光の動態性や塑像性をとらえた芸術です。現代デジタルメディアが放つ光や映像は、人類の発明した発光ダイオード技術が生み出した「新たなリアリティ」です。呉燦政氏の《台湾サウンドマッププラン-データベースバージョン》や、陳萬仁氏の《夜行蟲》は、天空の光を見上げていた人類が、テクノロジーメディアの光を見つめる存在に転化したことを示唆する作品です。

    企画展「迎光Enlight」は、「光」を付属要素として創造されたアート作品の展示企画ではありません。この企画は、「光」の精神性の本質を模索しようとする、より実験的な試みなのです。企画展「迎光Enlight」はこのようなコンセプトに基づいて、長い歳月の中で繰り広げられてきた「人」の「光」に対する追求、探索、超越の歴史と創造の過程に迫る展示会です。

  • 企画展《勻境 ûn-king》台湾無名戦士の記念碑 Monument for Unknown Taiwanese Veterans2

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    創作チーム:拚場藝術撞撃 piànn-tiûnn

    展示期間:2021/12/24-2022/2/28 アーティストグループ「拚場piànn-tiûnn」による新たな芸術形式「勻境ûn-king」。このたび高雄では許昭栄氏への追悼をテーマとして、許昭栄氏の精神を光装置芸術「勻境ûn-king-台湾無名戦士の記念碑」として表現しました。展示では、許昭栄氏が焼身自殺を決行した旗津の無名戦士記念碑と彼の乗っていた車のモチーフにより、現代芸術の手法を用いて焼身自殺の現場を再現しています。また記念イベントでは、巡行の車列や門神の手押し車などにより、許昭栄氏の精神や理念を人々に伝えます。また、許昭栄氏の養子である呉祝栄氏や「高雄市関懐台籍老兵文化協会」の職員に対するインタビューを通して、教科書には記載されていない台湾退役軍人の歴史を人々に紹介します。この展示をきっかけとして、より多くの人々が「戦争與和平紀念館」を訪れ、当時の歴史を深く理解されることを願っています。

    「勻境ûn-king」 イベント予告:
    2/19(土) 駁二芸術特区
    オープニングセレモニー:勻境神将、許雁婷、廖苡晴
    屋外公演:三牲献藝、拍謝少年

    指導:高雄市政府
    主催:高雄市政府文化局、高雄市政府観光局、駁二藝術特区
    企画・創作:好日文化有限公司、拚場藝術撞撃

  • 叫んでみよう!願いが叶う池 Wish Blow3

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    モナコ/Helen Eastwood、フランス/Laurent Brun

    2018年リヨン「光の祭典」 出展作品

    ポジティブ思考には不思議な力があると、創作チームは信じています。ポジティブな気持ちになれたなら、願いや夢はもう半分叶ったようなもの!勇気をもって想像することは、私たちをよりよい未来へと導いてくれると私たちも信じています。

    あなたの夢を声に出し、世界に向かって叫んでみましょう!思い切りやるのがコツですよ。あなたの声が光の環になり、一瞬のうちに遠くへ伝わっていきます。その美しい光は、どんな暗闇にいる人をも優しく包み込み、未来に立ち向かう勇気を与えてくれるはずです。

    コロナ禍のさまざまな制約の下、普段どおりの生活を維持していくために、どんな努力が必要なのでしょう?苦境を打開するためには、勇気を出して、大きな夢を見ることが必要なのかもしれません。明日への夢は私たちの心を支え、さらに前進するための力を与えてくれます。

  • 巨人の夢幻花園 Trumpet Flowers4

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    オーストラリア/Amigo&Amigo イマーシブライト・デザインスタジオ

    2018年「ビビッド・シドニー」ライトフェスティバル出展作品

    埠頭に現れた、人の背丈より大きなアサガオの花々。ここは巨人のふしぎな花園です。巨人に見つからないよう気をつけながら、花の間を散策し、春の足跡を探してみましょう。慎重に危険をかわし、生命を求め、希望を捨てない。まるで、コロナ禍に生きる私たちのようですね。この海辺の花園には、約2.5メートルから6メートルの大小さまざまなアサガオが54本、巨大な花を咲かせています。花畑に流れる音楽に包まれていると、日々の喧騒や悩みから解き放たれ、桃源郷のような夢の世界に足を踏み入れた気分になるでしょう。花のライトアップは色とりどりに変化し、目を奪う美しさです。港の独特の風景と一体化したこの場所はSNS映えもばっちり。ぜひ、素敵な写真を撮ってみましょう。

  • 海の怪物の幻想曲 Octopoda5

    パノラマ Google マップ

    オーストラリア/Amigo&Amigo イマーシブライト・デザインスタジオ

    2018年「ビビッド・シドニー」ライトフェスティバル 出展作品

    深海に住む巨大生物が、高雄港に現れました。8本の触手につながる8個のドラム缶を叩くと、夜闇の中、カラフルな光が触手を伝って海の怪物の脳部を直撃します。スチームパンクは産業革命時代の精神を追憶するだけでなく、未来テクノロジーを志向するアートスタイル。百年にわたる工業の歴史と未来のテクノロジーへの期待を兼ね備えた、この高雄市にぴったりの作品です。スチームパンクの雰囲気に満ちたシュールな情景の中、ドラム缶を思い切り叩き鳴らせば、誰もが幻想曲を演奏するドラマーに大変身。あなたもリズムに合わせて音と光、人と空間のコラボレーションを楽しみ、コロナ禍で疲れきった魂を奮い立たせてみませんか。太鼓を鳴らして勇気を奮い、希望の光を灯しながら、未知の挑戦に明るく立ち向かいましょう。

  • 光明·祈りの島 Light - Pray for the Island6

    パノラマ 台湾の灯台

    灯台は、港を照らす最も大切な光です。台湾は四方を海に囲まれ、沿岸と離島に合わせて36カ所の灯台があります。私たちはその中から、レンガ造りの塔が独立して建てられている30基の灯台を選んで縮小サイズの模型を作り、その地理的な位置に合わせて高雄港の埠頭に設置しました。点在する光は、まるで夜空の星座のようです。夜には光が灯り、台湾の海外線を守る灯台連盟になります。これらの灯台は、この台湾ランタンフェスティバルの最前線を飾る作品でもあります。

  • 企画展 コンテナアート・フェスティバル《僕らはみんな、黄色い潜水艦の中で暮らしてる》We all live in a yellow submarine7

    パノラマ Google マップ

    国立台南芸術大学建築芸術研究所 グループB

    探索は、人類の発展において核心的な役割を果たしてきました。遠い昔から今に至るまで、私たちは森林から砂漠へ、大気圏内から宇宙へと、諦めることなく探索を続けてきました。宇宙を航海する宇宙船は、深海を進む潜水艦と同じように、静寂の中で生命の多彩な煌きを目にします。アート作品《僕らはみんな、黄色い潜水艦の中で暮らしてる (We all live in a yellow submarine) 》は、ビートルズのヒット曲「イエローサブマリン(Yellow Submarine)」からインスピレーションを得て創作された作品で、光の影像や多様なインタラクティブな空間によって、深海を進む潜水艦が、星空を進む宇宙船へと変化します。あなたもぜひこの船に乗り、自分自身のヴァン・ビューレン超新星を探索してみませんか。

    「2021年高雄国際コンテナアート・フェスティバル~ヴァン・ビューレン超新星」 は、コンテナを題材とする、高雄港独自のアートフェスティバルです。2021年は「ヴァン・ビューレン超新星」と題して光と星、新しい生命と希望をテーマとした展示を企画しました。今年はコロナ禍の影響でコンテナ素材が不足する中、「ここにないコンテナ」を抽象的なイメージとして展示、コンテナに類似する素材を媒介に用いることで、コンテナの魂を保ちつつもコンテナのもつ重厚なイメージを覆し、新しい世界へと向かう軽やかさを表現する作品が創造されました。企画展「ヴァン・ビューレン超新星」では、コンテナが海上に煌めく星と化し、あるいは銀河の星々の如く、光年の旅へと出発します。作品の数々からは、海と銀河に包まれるぬくもりや、新たな世界への想像力が感じられることでしょう。

    指導:文化部、高雄市政府
    主催:高雄市政府文化
    企画:高雄市立美術館
    協力:高雄港務分公司
    主要協賛:Danpal® 光体建築
    協賛:清琦企業有限公司、日光照明設計顧問有限公司、伍偉廷建築師事務所、雷明盾創新玻璃、飛迅国際有限公司、都市藝術工作室

  • 企画展 コンテナアート・フェスティバル《静謐の立方体》The Cube8

    パノラマ Google マップ

    邱維煬(Foster+Partners) x QIU

    世界に無数の人々が生きているように、空に数多の星が輝いているように、大海には多くの船が航海しています。《静謐の立方体(THE CUBE)》が表現するのは、星の彼方に迷い込んだ世界。半透明に発光するコンテナが空中に水平や垂直の状態で浮かんでいます。水平のコンテナは、人類を乗せて天体の間を行き来し、銀河を旅する宇宙船。そして垂直のコンテナは、人類が宇宙と対話するためのチャンネルです。コンテナの下に立ってみると、ここから地上のメッセージを光に乗せて、宇宙まで届けることができそうです。《静謐の立方体(THE CUBE)》を鑑賞しながら星々の間を歩き、それぞれの船体を探索し、ともに空を見上げて宇宙における自分の位置を確かめてみましょう。

  • 企画展 コンテナアート・フェスティバル《時空の入口》The Gate9

    パノラマ Google マップ

    形構設計 MORPHO

    「ヴァン・ビューレン超新星」は、希望と連結、新しい生命のイメージを内包する、抽象的で恒久的な存在です。私たちは構造の解体を希望探求の過程として捉えました。解体されたコンテナ素材が、連結の記号として再構成され、新たな生命として存在し続けます。すなわち具象としてのコンテナが、空間的な解体を通じて抽象的な形式で再構成され、再度具体的なリアリティとして生まれ変わるのです。「時空の入口 (The Gate)」では、光と影が虚構と現実をつなぎ合わせ、フレーム構造が人々の想像力をかき立てます。この作品が表現しているのは、「ヴァン・ビューレン超新星」そのものではありません。なぜならヴァン・ビューレン超新星は、私たち一人一人の心の中に存在しているからです。この作品は、あなたのヴァン・ビューレン超新星へと通じる、時空のトンネルなのです。

  • 哈瑪星を見つめて City Gazing11

    パノラマ Google マップ

    オランダ/VOUW

    2019年アムステルダム・ライトフェスティバル 参加作品

    「哈瑪星」は高雄の近代化の歴史の起点となる場所です。この街の大地を踏みしめ、過去の軌跡を思い描き、永続的な視点から都市の未来を考えてみましょう。駁二芸術特区・芸術広場の上空に、哈瑪星地区のさまざまな時代の古い地図がLEDで描き出されます。その光を見上げていると、自分が時空を超えたような、または広大な宇宙をただよう宇宙飛行士が地球を眺めているような、不思議な気分になるでしょう。時間が都市の街角を流れ、時代が都市の発展を押し進めます。光の地図は、都市の発展と人類の足跡を象徴する、文明の光なのです。

  • ポヨヨン ジャンプ End over End12

    パノラマ Google マップ

    イギリス/Studio Vertigo

    英国 光の祭典「ルミエール・ダラム」 参加作品

    ここは巨人の国なのでしょうか?港に点在するコンテナまでが、巨人の階段に見えてきます。そして巨人のおもちゃは、子どもたちにお馴染みの、あのレインボースプリングです!

    倉庫前のコンテナの屋根から、レインボースプリングがポヨヨン、ポヨヨンと回転しながら落ちてくる瞬間を捉えた、とってもシュールで可愛い作品です!弾んで伸びたレインボースプリングが、空中に浮かんだまま美しい虹色に輝き、今にも下の階へと弾んでいきそう。私たちのよく知る躍動感が、そのままの形で切り取られています。

  • アクアリウム 海の物語 Seascapes: Stories from the Sea13

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    インド/Hari & Deepti

    インド出身の第人気アーティスト「Hari & Deepti」夫妻が、駁二特区の港を数十年間守り続けてきた管制所の建物を、海をテーマとした美しいペーパークラフトで飾りました。

    「Hari & Deepti」夫妻は、白い紙を幾層にも重ねることで、立体感を作り出しています。また、光と影による効果が、作品に深みを与えています。作品全体が精巧でファンタジックな舞台であり、魅力的なストーリーに満ちています。

    管制所内部の照明が変幻自在に投射して、精巧なペーパークラフトに魔法をかけます。2階建ての管制所を飾る作品は全部で八枚。その一枚一枚にイマジネーションあふれる海底の世界が描き出され、まるでアクアリウムのようです。

  • 台湾の夢 Taiwan Dream14

    パノラマ Google マップ

    台湾/李文政

    さまざまな色や形の看板は、台湾の路上を照らす光です。インターチェンジのネオンサインの輝きは、長時間の運転に疲れたドライバーの心を癒し、大通りや路地裏に立てられたカラフルな看板は、台湾のエネルギッシュなパワーを表現しています。アーティスト・李文政は、看板と光、生活空間の関係を研究しました。一見、無秩序な街角の光景に見えますが、一つ一つの看板の背後には市民の生活があり、その土地の記憶が込められています。歴史ある港の哨所を土台として、その上に建設用の足場が組まれ、色とりどりの台湾の建物や看板が配置されています。いつの時代も、人々の生活は楽ではありませんが、アフターコロナの時代においては尚更です。この作品は、生活のために流す汗と、その一滴一滴に光る希望を表現しています。一つ一つの光の背後には、生活を支えるための仕事があり、明日への希望が存在します。それは秩序の乱れた世界に晒される人々の心を温め、頑張り続けるわたしたちの心に光を灯してくれます。

  • スマホと生きる人々 Absorbed by Light15

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    イギリス/Gali May lucas、ドイツ/Karoline Hinz

    2019 アムステルダム・ライトフェスティバル 出展作品

    スマートフォンはかつて、人と人との距離を遠ざけるものとされていましたが、コロナ後の世界においては世界と適切な距離を保つための道具になりました。この光を発する彫刻作品は、私たちの日常生活のどこでも見られる光景を表現しています。いつでも人々は俯いてスマホを見ますが、その顔にはスマホのブルーライトが反射し、さまざまな表情が浮かんでいます。作品の中央にある空席に座れば、あなたも作品の一部になることができます。人物の背後には、流れる雲とともに刻々と変化する美しい空が広がっています。人々は手に持ったスマホの光に見入り、側に親しい人が座っていても、けっしてスマホを手放そうとはしません。多くの物事には両面があります。スマホを使い過ぎれば、人との距離が疎遠になる恐れがありますが、一方で、コロナ禍においても日常生活を続けられるのは、スマホのおかげであることもまた確かです。

  • I_光栄埠頭16

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    台湾/何采柔

    I」は、英語で「私」を意味するとともに、扉の隙間の形を表し、また一つの座標でもあります。昼間には、ただそこに聳え立つ大きな彫刻作品に見えることでしょう。人々はこの作品に目を止めると同時に、その周囲の風景の美しさに気づきます。夜になりライトアップされた「I」は、扉の隙間から差し込む光へと姿を変えます。作品の片面は明るい光源で、まるで現在の愛河から未来へと通じる想像の扉のようです。もう片面は海と空の映像で、かつて重要な基地として栄えた高雄港の記憶と現代の港湾都市の景観が時空を超えた対話を繰り広げ、光栄埠頭の夜景に想像の扉が開きます。

  • 哈瑪星 光の任務 Hamasen Light Mission17

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    台湾

    駁二蓬萊区に隣接する「哈瑪星鉄道文化園区」は、緑生い茂る草原に、かつて運行していた鉄道の廃線路が弧を描くように横たわり、高雄港における産業発展の歴史を今に伝えています。面積約7ヘクタールの鉄道園区内には百年以上の歴史をもつ線路が良好な状態で保存されており、今回その古い鉄道の保存状態に最大の注意を払いながら、長さ1万メートルにおよぶLEDライトが設置されました。アーティストの創作とプログラムコード、音と光のコラボレーションにより、線路の弧形が高雄の夜に美しく浮かび上がります。これは、夜の哈瑪星で遂行される「光の任務」。歴史的光景が、芸術の光で鮮やかに蘇ります。アーティストのインスピレーションがこの土地の風景や歴史の背景と結びつき、線路の軌道を駆け巡り、百年に及ぶ鉄道の歴史的栄光を讃えながら、夜空に向かって輝きを放ちます。

    参加アーティスト:尤洞豆、姚仲涵、黄怡静、藍苡珊、古士宏、呉秉聖、陳依純、劉邁克、Sondes、詹仁瑋、夏妤、林浩翔

  • ネオンライト動物園 Iris Zoo18

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    台湾/Cindy Wang 王怡璇

    コロナ禍で生活がさまざまな制限を受けている今、私たちにはもっとカラフルな想像力が必要です。アーティストであるシンディ・ワン氏は、ネオンチューブを用いて、虹のようにカラフルな動物たちを作り出しました。遊び心あふれるファンタジックな造形は、視覚効果も十分。まるで小さな夜の動物園のように、草原を歩く人々の目を引きつけます。

    アーティストの願いは、ギリシャ神話における虹の女神イーリスの使者となり、可愛いネオンライトの動物たちで虹を描き、清浄な魂を天国へと導くこと。ネオンライトの動物の鮮やかさと神話のロマンとが、生命に対する鮮やかなイマジネーションを呼び起こし、万物の自然に対する関心を促します。

  • 企画展《聚膠行動 Tape Art Movement #TapeArt 2.0 @KAOHSIUNG19

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    ドイツ「レッドドット・デザイン賞2020」で唯一Best of the Best賞を獲得したアート展が、3年ぶりに台湾にやってきます!

    「聚膠行動#TapeArt 2.0 @KAOHSIUNG」は、インスタグラムでも話題沸騰。空間のねじれ、目の錯覚、没入感のある美術作品の数々が生み出す、粘着テープの多層的な宇宙へようこそ!

    このたび高雄で開催される「聚膠行動#TapeArt 2.0 @KAOHSIUNG」は、「2.0」という名のとおり、いわばパワーアップバージョンです。10カ所の独立した展示エリアには、TAPE THATによる平面アートの新作の他にも、トリックアート、鏡の館、偽装アート、紫外線で浮かび上がるふしぎなアート、RGBネオンライトの幻想回廊、テープアートのストリート活動を記録したドキュメンタリー映像、そして会場限定の自ら参加できるテープアートコーナーなど、さまざまな体験が目白押しです。新しい視覚デザインや、見たこともない空間デザインの数々を鑑賞し、自らテープアートの創作を体験することで、テープは平面的なものであるという先入観が覆され、テープアートの無限の可能性を多面的に感じ取ることができるでしょう。

    本作品を企画する「TAPE THAT」は、ベルリンのストリートカルチャーの聖地クロイツベルクで、2011年、平均年齢30歳のアーティスト6名により結成されたアーティストグループです。TAPE THATは、さまざまな粘着テープを利用して、複雑な構造や非理性的な秩序の線画作品を創作することを得意とし、その創作テーマは多岐にわたります。平面、立体、大型空間デザインまで、イマジネーションあふれる作品の数々は人々の視覚と想像力を刺激します。彼らはまた、テープアーティストたちの国際的な交流プラットフォーム「TAPE ART CONVENTION」を設立しました。そして、テープの生み出す新たなアートスタイルを間近で鑑賞し、自ら体験する楽しさを世界中の人々に届けるため、積極的な活動を続けています。

  • 椅子の楽譜 2021 Chair Music Sheet 202120

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    台湾/顏名宏

    「椅子の楽譜」は2016年に初めて、高雄市の小中学校の椅子を募集し、駁二大義倉庫エリアの広い草原と樹々の間に作られました。子どもの頃に座った懐かしい木製の椅子が、この生命の森へと里帰りし、記憶と身体行為の織りなす環形の宇宙を構成しています。

    この作品は、全ての命を結び付けるコミュニケーションを表現した「サイトスペシフィック・アート(地形と一体化した藝術)」であり、大地に根を張ることの大切さを強調しています。2つの半球形は、作品が象徴する「過去の記憶」と、隣立する古樹の「自然な存在感」とを表しています。この半球形の間に交わされる生命の対話を目にしながら、私たちは心の中で、どのように完全な球形を描きだすのでしょうか?作品が作り出した小さな宇宙の中央には、その対話をつなぐための空間があります。この劇場空間で、参加者たちが集合体としてハーモニーを奏で、この土地の物語を語り始めます。

  • 千手光剣 ロボットアームのライトパフォーマンス Thousand-Armed Lightsaber21

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    展示期間:2022年02月1日~2022年2月28日
    場所:蓬莱ショッピング・ベイエリア 桟伍庫

    半導体のパッケージング・テスト分野で世界をリードするASEグループと、パフォーマンス・クリエイターチーム「FREES」による、分野を超えた共同展示企画です。「千手光剣 ロボットアームのライトパフォーマンス」は、人類の文化、武術、舞踊、パフォーマンスアートに対するAIの学習成果を披露する、世界初の実験的な展示企画です。

    ※本イベントに参加するには、予約が必要です。台湾ランタンフェスティバルの「実名予約」へのご登録後、入場時間を予約してください。詳しいイベント情報と予約の仕方については、こちらをご参照ください:もっと見る

  • 大港虎橋 (浮橋/福橋) Great Tiger Bridge22

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    真愛埠頭から光栄碼頭まで、愛河湾の両岸に400メートルの橋が架けられました。世界への玄関口である愛川湾の中央に浮かぶこの橋の上から、私たちの高雄の街を眺めてみませんか?「大港虎橋(浮橋/福橋)」は、海上アート作品「元流-光の群島」を間近に見られる唯一のルートでもあります。橋の中央に位置する環状構造には、天空へと延びるビームライトが設置されています。ビームライトの色は、毎日の投票システムで決められ、変更されます。海に浮かぶ作品の中を歩きながら、今までにないイマーシブな体験を楽しんでみませんか?

    ※「実名予約」へのご登録と、イベント入場予約が必要となります:予約
    ※詳しい時間帯と注意事項はこちらをご参照ください:もっと見る

  • 元流-光の群島 METAFLOWS - Light Islands23

    パノラマ Google マップ

    台湾/有用主張

    「元」とはものごとの基本と起点、秘密と未知を意味します。「元流」は、万物の本源と流転を意味し、また未知の流動や変化を意味しています。この世界を動かすシステムと同じように、有為は無為を内包し、自然の本質と同じように、秩序と無秩序が同居しています。

    「元流」は、この作品の核心的な思想です。光で原点を創造し、光の自然から学び、光で軌跡を描きます。そして、光を集めて島嶼と成し、光で風景を構成しています。

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  • 企画展《迎光 Enlight》
    企画展《迎光 Enlight》

    キュレーター:沈伯丞
    アーティスト:呉燦政、沈昭良、邱昭財、陳乂、陳萬仁、彭一航、鍾順龍

  • 企画展《勻境 ûn-king》台湾無名戦士の記念碑 <small>Monument for Unknown Taiwanese Veterans</small>
    企画展《勻境 ûn-king》台湾無名戦士の記念碑 Monument for Unknown Taiwanese Veterans

    創作チーム:拚場藝術撞撃 piànn-tiûnn

  • 叫んでみよう!願いが叶う池 <small>Wish Blow</small>
    叫んでみよう!願いが叶う池 Wish Blow

    モナコ/Helen Eastwood、フランス/Laurent Brun

  • 巨人の夢幻花園 <small>Trumpet Flowers</small>
    巨人の夢幻花園 Trumpet Flowers

    オーストラリア/Amigo&Amigo イマーシブライト・デザインスタジオ

  • 海の怪物の幻想曲 <small>Octopoda</small>
    海の怪物の幻想曲 Octopoda

    オーストラリア/Amigo&Amigo イマーシブライト・デザインスタジオ

  • 光明·祈りの島 <small>Light - Pray for the Island</small>
    光明·祈りの島 Light - Pray for the Island
  • 企画展 コンテナアート・フェスティバル《僕らはみんな、黄色い潜水艦の中で暮らしてる》<small>We all live in a yellow submarine</small>
    企画展 コンテナアート・フェスティバル《僕らはみんな、黄色い潜水艦の中で暮らしてる》We all live in a yellow submarine

    国立台南芸術大学建築芸術研究所 グループB

  • 企画展 コンテナアート・フェスティバル《静謐の立方体》<small>The Cube</small>
    企画展 コンテナアート・フェスティバル《静謐の立方体》The Cube

    邱維煬(Foster+Partners) x QIU

  • 企画展 コンテナアート・フェスティバル《時空の入口》<small>The Gate</small>
    企画展 コンテナアート・フェスティバル《時空の入口》The Gate

    形構設計 MORPHO

  • 哈瑪星を見つめて <small>City Gazing</small>
    哈瑪星を見つめて City Gazing

    オランダ/VOUW

  • ポヨヨン ジャンプ <small>End over End</small>
    ポヨヨン ジャンプ End over End

    イギリス/Studio Vertigo

  • アクアリウム 海の物語 <small>Seascapes: Stories from the Sea</small>
    アクアリウム 海の物語 Seascapes: Stories from the Sea

    インド/Hari & Deepti

  • 台湾の夢 <small>Taiwan Dream</small>
    台湾の夢 Taiwan Dream

    台湾/李文政

  • スマホと生きる人々 <small>Absorbed by Light</small>
    スマホと生きる人々 Absorbed by Light

    イギリス/Gali May lucas、ドイツ/Karoline Hinz

  • <b class=text-serif>I</b>_光栄埠頭
    I_光栄埠頭

    台湾/何采柔

  • 哈瑪星 光の任務 <small>Hamasen Light Mission</small>
    哈瑪星 光の任務 Hamasen Light Mission

    台湾

  • ネオンライト動物園 <small>Iris Zoo</small>
    ネオンライト動物園 Iris Zoo

    台湾/Cindy Wang 王怡璇

  • 企画展《聚膠行動 <small>Tape Art Movement #TapeArt 2.0 @KAOHSIUNG</small>》
    企画展《聚膠行動 Tape Art Movement #TapeArt 2.0 @KAOHSIUNG
  • 椅子の楽譜 2021 <small>Chair Music Sheet 2021</small>
    椅子の楽譜 2021 Chair Music Sheet 2021

    台湾/顏名宏

  • 千手光剣 ロボットアームのライトパフォーマンス <small>Thousand-Armed Lightsaber</small>
    千手光剣 ロボットアームのライトパフォーマンス Thousand-Armed Lightsaber
  • 大港虎橋 (浮橋/福橋) <small>Great Tiger Bridge</small>
    大港虎橋 (浮橋/福橋) Great Tiger Bridge
  • 元流-光の群島 <small>METAFLOWS - Light Islands</small>
    元流-光の群島 METAFLOWS - Light Islands

    台湾/有用主張

衛武営会場
へGO